膀胱炎



梅雨の時期のなると決まって膀胱炎になる患者さんがいます。
カルテで確認すると、昨年も6~7月に膀胱炎になっていました。
みんなそれぞれ、体調を崩す季節があって、何年かカルテをつけていると
傾向がわかって面白いです。


ちなみに私は、初夏、暑さに体が慣れていないときが弱いです。
この時期になると、湿疹がでたり、熱中症になったりします。
自分の弱い時期を把握しておくと、注意できるのでいいですね。


膀胱炎ですが、何回もおしっこに行きたくなる。おしっこの後も、スッキリしない。
おしっこの色が濁っている。おしっこのとき、痛みがあるなどの症状のあります。
まことに困った病気です。


この患者さんの場合、やせている体型で、足がいつも冷たい、梅雨の時期に発症しやすい
ことから、もともとからだを温める力が不足している状態で、湿気のために、
さらに免疫力が下がってしまった。また湿気はからだの下部にトラブルを起こしやすい。
そのため膀胱炎発症と、考えられます。


この場合に刺激するツボは、
腰の下部、下腹部、下肢の後ろから内側にかけての部位を刺激していきます。


温める刺激がいいので、お灸や温灸がいいでしょう。