筋無力症の施術


筋無力症は、筋肉と神経の接合部に異常が生じる自己免疫疾患です。

胸腺の異常(胸腺腫)が根本にあるといわれます。

症状は疲れやすい、特に夕方に症状が出やすい。

まぶたが下がる(眼瞼下垂)など目に症状が出る眼筋型と全身に出る全身型があります。

20~60代の女性に好発し、20パーセントが眼筋型から全身型へ移行するといわれています。

 

 施術方針は、筋肉に疲労が蓄積しやすい症状なので、

全身へのアプローチが必要です。しかし疲れやすいため過度な刺激は逆効果。

マッサージだけでなく、鍼灸両方または、どちらかを併用するのがいいと思われます。

その理由は、強いマッサージは筋肉を疲労させ逆効果になる可能性がある。しかし、弱い刺激だけでは、深部の疲労が抜けないので、ごく細の鍼で要所要所を軽く刺激して、深部にアプローチするほうが効果的なのです。

また痛みが強い場合も鍼治療を併用すると痛みが取れやすいです。

そして、お灸はアレルギーや自己免疫疾患に有効です。

火傷しない熱くない、温灸や棒灸がいいでしょう。

ただし、丁寧に説明しますが

鍼灸治療に不安や心配がある場合は無理にしなくてもかまいません。

病気には不安や心配がつきもの。心配で夜も眠れないと治癒力も下がってしまいます。

そこで、頭つぼマッサージも併用します。

 

なにしろ根気よく治療を継続できた方がいいです。

 

治療を継続する必要があるため保険治療も考慮したほうがいいいとおもいます。