間接灸のやり方

間接灸は、台座灸と同じく、簡単で効果的なお灸です。

 

特徴として、台座灸よりもモグサの量が多いため、温熱の持続時間が長いことです。

 

台座灸が3~4分の持続時間とすると、間接灸は4~6分です。

温熱も弱~強まであり、好みに合わせることができます。

 

そして、構造が単純なため、台座灸に比べ安価なことです。

たくさんお灸をすえたい人や、台座灸では物足りなく感じた人にはおすすめです。

 

ただし、注意する点も台座灸よりもいくつか多いので、気を付けましょう。

間接灸のしくみ

間接灸は直径 5ミリぐらい、高さ1センチぐらいの円筒形をしています。

この裏には接着剤がついているタイプと糊が付いていて水でぬらしてつけるタイプの2種類がありますが、接着剤タイプが使いやすくおすすめです。

円筒の中にはモグサがつまっています。このもぐさを専用の棒で押し出します。

おわかりだとおもいますが、押し出たモグサが上で、接着剤がついているほうが下で皮膚に取り付けます。

 

モグサとは乾燥させたヨモギの葉っぱの裏側の産毛を集めたものです。

 

このモグサの上部に火をつけます。するとモグサは上から下に徐々に燃えていき、円筒までたどり着きます。

燃えている部分は皮膚に直接触れません。

円筒の中は先ほど説明したように皮膚との間に空間ができています。モグサの燃えた熱が円筒の内部を温め皮膚に伝わるため、やけどしにくい構造になっています。

 

間接灸が倒れないように注意してください。

間接灸は、台座灸にくらべ、温熱の持続時間が長いメリットがありますが、

デメリットとして、しっかり皮膚面にとりつけないと温灸が倒れる事故がおき易いです。

 

次の注意をしっかり守ってください。

 

1. 斜めの面や、側面の皮膚につけるときは、紙テープなどで固定する。

 

  (45度以上の面につけるときは、倒れやすいので紙テープで補強してください)

 

2. 接着面に、ごみやモグサのくずが付いていると、

   しっかり皮膚に間接灸がくっつかないので、倒れる原因となります。

   押し出し棒についているもぐさはきれいに取り除いてから使用してください。

 

3. 万が一たおれたら、すぐにお灸を皮膚からとりのぞき、ビンなどに入れてください。

   火が完全に消え終わる前にゴミ箱にすてると火事の原因になります。

   そして皮膚を流水や氷水などですぐに冷やしてください。

間接灸のやり方

左が専用の押し出し棒、

 

右が接着剤タイプの間接灸

接着剤タイプが使いやすくおすすめです。

① まず、お灸をすえるツボを決めます。

 

どこにお灸をすえるか、分からなくならないように、

ポールペンで印をつけます。

 

使い終わったお灸をすぐに捨てることができるよう

近くにビンを用意しましょう。

 

 

② 円筒の中にはモグサがつまっています。このもぐさを専用の棒で押し出します。

 

 

③ お灸を取り付けます。

 

おわかりだとおもいますが、押し出たモグサが上で、

接着剤がついているほうが下で皮膚に取り付けます。

 

ライターで火をつけます。

ここでライターの持ち方にコツがあります。

ライターは、手が熱くならないように、横向きに持ちます。

 

④ そのまましばらく、じっとしています。

 

なるべくリラックスして、お灸からくる温かさを感じましょう。

1分ぐらいは、あまり温かくなりません。

1分を過ぎてくるとだんだん温かくなり、すこし熱くなります。

熱くなるといっても、ちょっとつねられている感じです。

 

⑤ 3~6分で、熱くなくなるので、お灸を取り除きます。

 

お灸の種類によって、熱の持続時間がちがいます。

最初、そっと円筒を触りましょう。

熱ければ、もう少しそのままにしておきます。

お灸を取るときは、少し円筒をねじりながら、はがします。

慌ててとると、灰がこぼれやすいの気を付けてください。

 

注 お灸が熱い場合は、紙テープを下にはりましょう。

 

少し熱さがやわらぎます。